#66 『授かったら』に、人生を預けていませんか?

この夏は、提供精子で子どもを授かったご家族の想いを医療の現場へ届ける機会が続きました。なかでも日本周産期・新生児学会にお招きいただき、これまで接点の多かった産婦人科だけでなく、小児科の先生方にも耳を傾けていただけたことは、大きな一歩だったと感じています。子どもたちがこれから出会う医療者に、私たち家族のことを知ってもらう。その積み重ねが、いつか誰かの安心につながっていくはずだと思っています。
寺山 竜生 2026.08.12
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突然ですが、皆さんには、記憶に残っている香りはありますか?

その香りをふと嗅いだ瞬間、まるでその頃にタイムスリップしたように、当時の景色や気持ちがよみがえってくる。妻にとって、それは金木犀の香りでした。毎年、金木犀の香りが漂い始めると、

「あぁ、またこの季節がきた。」
「去年も、この香りを嗅ぎながら通院していたな。」
「来年は妊婦の自分がこの香りを嗅いでいますように…」

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