#23 AIDから養子へ(後編) ~養子縁組へむけて~
週末は、娘の運動会でした。緊張した顔で走ったり、お友達と笑顔ではしゃいだり。子どもの成長は親の予想を超えて早いですね。 これから先も心配事は絶えないと思いますが、娘と出会えた幸せを噛みしめながら「ない」ことに目を向けるよりも、「ある」ものを心から喜ぶ大切さを伝えて行きたいと思います。
寺山 竜生
2024.10.23
読者限定
さて、今回は前回の「AIDから養子へ」の後編「養子縁組へむけて」をお届けします。
AIDを10回治療したのち特別養子縁組を選択し現在2人のお子様を育児中の、みどりさん(仮名)のお話をご本人のインタビューをもとに掲載させて頂きます。
養子縁組を決めてからは複数の団体の説明をききました。電話だけで断られることもありましたが、くじけず別の団体を探しました。その中で自分たちに寄り添ってくれると感じた団体と縁をつなぐことができました。
その後は研修や面談を受け、家庭環境やこれまでの自分たちの人生を報告しました。子どもを育てる環境を整える必要もありました。健康診断の結果をもとに生活習慣の改善などを行い、団体の自宅訪問などうけました。
全ての準備が整い、いよいよ子どもの迎え入れを待つ待機家族としてあとはご縁をまつばかりとなりました。待機してからご縁があるまではあっというまでした。