#42 あなたの「幸せ」はどこにありますか?

お盆の帰省や家族の集まりで、ふと子どもの話題が出ることがあります。そんなとき、つい人と比べて「自分は幸せなのか?」と考えてしまうことはありませんか?
でも、本当に大切なのは「なぜそう思うのか」という心の中の理由です。
今回は、無精子症と向き合った私自身の経験を通して、「自分にとっての幸せとは何か?」を見つめ直す時間を、あなたと一緒に持てたらと思い、この文章を書きました。
寺山 竜生 2025.08.13
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いま、あなたは幸せですか?

「まあまあかな」「それなりに」「正直、今はつらい」きっと、答えは人それぞれです。でも実は、その答え自体にはあまり大きな意味はないのかもしれません。  
本当に大事なのは、「なぜ、あなたはそう思ったのか?」だと思います。

自分が幸せだと思ったなら、なぜそう思えたのか。不幸だと感じたなら、どんな理由でそう感じたのか。その判断の背景には、必ず何らかの「基準」や「比較」があるはずです。

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