#43 社会のあたりまえをどう伝えるか?
我が家では当たり前になっている提供精子で生まれた話。でも、社会からみたら私たちのような家族はまだまだ一般的ではありません。その社会からみた「私たち提供精子でうまれた家族とは?」 そろそろ、6歳の娘にもそんな話もしていこうと思うキッカケになった我が家で起こった夏休みの出来事を一つお話しようと思います。
寺山 竜生
2025.08.27
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夏になると、お盆などで親戚が集まる機会が増えます。その場で必ずといっていいほど出るのが「誰に似てきたね」という話題。 娘が「パパ似」「ママ似」と言われても、私はもう動じません。むしろ「いやいや、よく見て!この眉毛、パパそっくりでしょ?」と笑いながら楽しめるようになりました。
実は、我が家では「提供精子で生まれたこと」を親戚にはまだ伝えていません。それは娘の人生に関わる大切なプライバシーだから。 本人が成長して、自分の言葉で伝えたいと思ったときに一緒に説明しよう、と夫婦で決めています。(詳しくは、#6誰にどこまで話す?(秘密とプライバシーのお話)を読んでください)